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医療者向けセミナー
2018年3月8日
外国人への介護教育のヒント
在日フィリピン人向けの勉強会の時に『文化的な生活』という言葉が出てきて、日本人的な生活とは何か、という話になり、じゃあ、フィリピンのみなさんが日本に来て、変化したことは何か、というワークをしてみました。
その変化が日本人の文化ということになるんでしょうね、と。

★日本に来て、びっくりしたこと、やるようになったこと。
●いただきます、を言う
●お疲れ様でした、と言う
●ありがとうを言う
●謝ることを覚えた
●ラーメンをすする
●ラーメンを全部食べる(日本のラーメンのサイズがフィリピンでは、5人分だそうです)
●雪かき・・新潟ならでは、ですけど
●ある意味、スキだらけのスーパーのセルフレジ(笑)
●落し物は交番に届ける(普通は『神様ありがとう!!』と言ってもらう(笑))
●自動販売機がある
●並ぶ(割り込まない、待つ)
●タクシーが電話で来る
●私のためではなく、みんなのため
●学校は送迎しなくていい(治安がいい)
●水道がある
●電車がある
●畑に牛がいない
●回覧板がある
●地域のリーダーがしっかりしている
●地域のリーダーが害虫駆除のスプレーを散布する。(フィリピンではデング熱の時だけw)
●マナーを守る
●靴を脱ぐ
●頭を下げる
●ご飯を全部食べる(フィリピンはワンプレートで残すことが多いそうです)
●箸を使う
●土曜日はパーティーをしない(笑)
●なんでも簡単に済ませようとするクセがなくなった
●ゴミの分別がある
●すぐに離婚する(フィリピンのカトリック系の人たちは特に離婚できないので、別居止まりだそうです)
●貯金する(将来を考える)
●行列を作る、行列に耐える、割り込みをしない
●家族を老人ホームに入れる(家族と別々に暮らすことがかわいそうなことだと思えるようです)

こういうギャップを知ることから、介護教育を始めてはどうでしょうか。
日本文化とはなかなか言語化しにくいものですが、外国から見える日本はとっても安全で可能性に満ち溢れているようです。

僕が逆にフィリピンに行って、同じことができるか、ということを考えたら、できません。
本当に彼女たちの生きる力はすごいなと思います。
8歳で新聞配達をしたとか、10歳で親の虐待から逃れるために家出したとか、銃を突き付けられたとか、いろんな修羅場をくぐってきている人もたくさんいるのです。

そういう苦労とか、根性を知ろうともせず、現場の介護職員さんは、日誌はちゃんと書け、だの、言葉が通じないからダメだとか、上から目線で、否定する介護職員もいます。

彼女たちの働くとか、生きるとか、というのは平和に過ごした僕らとは意味が違うのです。
だから介護に対する価値観も違うのです。
だからEPAも技能実習生も、今の日本の理想論ではうまくいかないのです。
外国人受け入れの慎重派にも、肯定派にも、言いたいのは、発展途上国をナめんな!ってことですわ。
うっしっし

知野吉和

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