知野吉和の介護職員のモチベーションを考えるコラム
2021年2月12日
申し送りはステージです
申し送りがいちいち長いのは、注目されたいからですよ、という話です。

いちいち、良眠されてました、とか、お変わりなく過されてます、とか、言わなくてもいい事に時間を割いたり、結論を言わずに、こんなことがあって、こうなって、私がこうして、という夜勤の武勇伝を長々と伝えたりする人いますよね。

多分、職場内のコミュニケーションとか、お互いの信頼関係が希薄なんだろうなと思うのです。
その人が、注目される時間がないんだと思います。
できて当たり前の雰囲気があるのか
何かあったら私の責任になるのか

責められないために言い訳のようにストーリーを話したり
この申し送りが私の唯一のステージだから、なるべくこの時間を過ごしたいのかもね

普通に仕事をしたい人にとっては無駄な時間なのです。
ただ、それを無駄、と言われたら、申し送りがステージだと思っている人には死活問題なのです。
そういう承認欲求を満たさないと、どんなにシステムを効率化しても、どこかにまたステージができあがあるのです。
彼ら、彼女らは、とにかく、利用者(お客様)を満たすことよりも、自分を満足すことが優先なのです。
そして、なぜかあいつらは、アナログで、小さなコミュニティーを求めます。

だから、申し送りが効率化できない、電子記録が進まない、タブレット導入できない、インカムが導入できない、という問題の本質は、現場の職員の「寂しさ」に問題があるんです。

なので、新しいことを拒否する職員は、寂しいのです。
その前に、あの人たちの寂しさを解消するしかないのです。
ただ、そんなことは、本来職場の責任じゃないですからね。

パソコン導入しても、インカム導入しても、寂しさは変わらないから安心してください!

うっしっし

知野吉和

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