医療者向けセミナー
2020年1月5日
時々来る人にしがみつく利用者さんたち
慰問が終わって帰るときに利用者がしがみついてきたら、そこはヤバいよ、という話です。

北九州のデイサービスセンターつなぐさん所属の「遊びの達人ごいち君」から聞いた話です。
彼は、デイサービスセンターに所属しながら、他の施設や地域に向けて、「出張!遊びの達人」というアクティビティイベントを開催しております。
レクとかリハという難しいものではなくて、ただ、遊びたい、楽しみたい、という純粋な動機で始めたので、かえって好評なのです。
v 先日、彼から、「施設によっては、遊びが終わってから帰ろうとすると、しがみつかれる」という話を聴きました。
「次いつくる?明日来る?帰らないで!」と利用者にしがみつかれるのだそうです。
十分な関係性があり、いつでも職員が対応している施設は、そういったことはなく、要するに放置されている施設ほど、それがあると分析しているのです。
要するに、せっかく来てくれた、自分を相手してくれる人をここで返すと、またさみしくなるから、しがみつくのです。

ごいち君の所属するデイサービスではそのようなことは最初からなかったそうです。

ある意味わかりやすい施設評価の方法です。

慰問に来た人たちが握手をして帰ろうとすると、手をつないだまま離さない利用者とか、かわいい子どもたちが来たらなきじゃくる利用者とか。
(ちなみに、「慰問」という言葉は、大変な苦労をしている人たちに対して慰める、という意味で、戦地に出かけている兵隊さんに向けての言葉です。だから慰問とか言ってる時点で、介護施設は戦地なみに大変なところ、と言ってるようなものなのです。ある意味当たってるところもあるかもw)

とにかく、しがみつく利用者が多い、ということは、寂しい施設かも知れないってことです。

たまに僕は研修が終わった後、職員さんにしがみつかれますけどね(笑)
職員にとっても寂しい施設ってどうなん!?

うっしっし

知野吉和

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