2020年1月20日
介護業界には希望が必要ですよ
僕は夢とか希望とかばからしくて言いませんが、介護業界には希望が必要です。
それは利用者との幸せな、自由な、温かい人間関係といった、美しい理想ではなく
現実的な、安定した未来が想像できる業界にすることです。
介護現場の職員の話を聞いているとだんだん暗くなるような話がほとんどです。
介護やっててこんなに楽しい、こんなに生活が豊かになった、という話は(めったに)聞きません。
せめて安定した未来が想像できる環境ってつくれないものですかね。
安定した未来とは、確実に何かを約束されている、ということです。
・絶対にあの人からはいじめられないように守ります、とか
・絶対に残業や休日出勤はさせません、とか
・絶対に残業代は払いますよ、とか
・絶対にあなたの秘密は守りますよ、とか
・絶対にこの給料から下がることはありませんよ、とか
・絶対にルールを守らない人がいたら注意しますよ、とか
そういう約束をしておいて裏切るから希望が持てなくなるんです。 できない約束はしなければいいのに、約束しておいて裏切るという最高レベルの嫌がらせをするからモチベーションが下がるのです。
介護業界の問題は「裏切り」にあります。
他にもあるけど。
うっしっし
知野吉和