知野吉和の介護職員のモチベーションを考えるコラム
2021年4月21日
みんな違ってみんないい!じゃねーよ!
『みんな違ってみんないい』は、組織マネージメントには不向きですよ、という話です。

地球上の存在として『みんな違ってみんないい』のですが、組織となると話が違うのです。

組織とは、二人以上が集まって、目的を共有しながら達成に向かう集団のことです。
組織が目的を達成しようとしたときに、必ず役割が生まれます。

ここがポイントです。
みんなで目的を達成しようとしたときに、それぞれの人たちが役割を果たせるかどうか、なのです。
介護で言うと、『一人前の職員としてそのシフトがこなせるか』ということなんです。

役割を果たせていない職員がいるとだいたい
・悪口を言われたり
・意地悪をされたり
があります。

そして耐え切れなくなった職員は、上司に訴えます。
「あいつをなんとかしてくれ!」と。
バカな上司の中には『みんな違ってみんないい』とか『福祉の精神で』とか、
『利用者にやさしくできて、なんで職員にやさしくできないのか』と論点のすり替えをします。
そんな半人前の存在を許すと、現場は『あいつと同じ給料なのがヤだわ!!』となります。

ちなみに利用者は『みんな違ってみんないい』のです。支えられる側だから。

職員は「支える側」「救う側」なのです。
支える側の条件は、自分を支えてこそ、人を救えるのです。
「むしろ逆に私たちが救われてます」という発言ができる人はむしろレベルが高いのかもしれません。

自分を支えられない、一人前にも満たないスタッフに、注意もできない、指導もできない、教育もできないくせに
『みんな違ってみんないい』は、ダメです!

『みんな違ってみんないい』は、みんなが一人前の役割を果たしたうえで認められる言葉だと思います。

地球上の存在として、あなたが存在することはかまいませんが、我々組織の目的達成には、あなたはここが不足してますよ、ということなんです。
要するに、KYヘンタイ勘違い野郎を野放しにしたら事故が起きるよ、ってことなんです。

やる気ある人がいなくなるのは、そういう考えナシに理想論に逃げるバカな管理者がいるからじゃ!!!

うっしっし

知野吉和

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