2017年12月19日
現場が現場をぶち壊すときのパターン
・記録が書けない、時間がない、というからタブレットにした
・人がいない、というから、派遣社員を入れた
・人がいない、というから、ボランティアを入れた
・移乗が大変だ、というから、スライディングボードを購入した
・入浴が大変だ、というから、浴槽を入れ替えた
・勤務が大変だ、というから、勤務時間を少なくした
・ナースが協力的じゃない、というから、話し合いの場を設けた
・相談員が協力的じゃない、というから、役割分担を明確にした
・チームワークが悪い、というから、外部研修に出した
・リーダーがダメだ、というから、降格させた
・ある利用者のADLが良くなったから、特浴から、一般浴に変更した
・研修が少ない、というから、外部の講師を呼んで、研修をした
などなど
せっかく、現場の問題を解決しようと、管理者が良かれと思って、対策を講じるのに、それに対して現場がまた文句を言うのです。
そうじゃない、そういうことじゃない、そこまで言ってない、などなど。
施設側の良かれと思う対策を、ことごとく現場がぶち壊す事例をたくさん見てきました。
具体的に何をしたらいいのか、どうしたら問題解決できるのか、もし実現したら何をするか、という想定が現場にないのです。
だからと言って、『考えて提案しなさい』と言っても、いつまでも提案が出てこない。
じゃあ、こちらでやりましょうか、と動き出すと、現場がまた駄々をこね始める
現場に考える余裕がないのもわかります。
管理者も『どうせまた協力しても文句言われるから、何もしない!』という気持ちになっている人も多いのです。
中には賢い現場職員もいて、そういう状況を冷静に見て、『このアホどもと一緒になるより、現場でだまってやり過ごそう』と決めます。
そういう職員はキラリと光るものがあるので、個別に話をすると、誠に良い分析をしています。
リーダーになって欲しいのですが、『あんな奴らのために自分の力を発揮したくない』と言います。
うーーん、確かに(笑) このような問題にならないために
もし、新人が来たら
もし、浴槽を変えたら
もし、研修をするなら
もし、この問題が解決したら
という思考で未来を想像して、その時のために心の準備をすることが大事なのです。
そんな提案をしても
『ウチはそんな未来は来ません!!』
と僕もまた現場の職員にぶち壊されております(笑)
楽しく仕事をやらせてもらってまーす(^^♪うっしっし
知野吉和