2018年5月14日
良い施設とは看護と介護が仲良しであること
先日、福岡でセミナーだったのですが、そこで出会った看護師の皆さんがステキでした。
いちばんお話をしたかった看護師さんとは結局お話ができず、心残りでしたが、 その看護師さんたちの素晴らしいところは、共通して、介護職員に対してリスペクトしているところです。
決して上から目線にならず、いちばん利用者の身近にいるのは介護職員の皆さんだから、と、看護師としての知識と経験を丁寧に介護現場に落とし込んでいます。
結局のところ、介護の根拠も、看護の根拠も、いちばんの根っこのところは、同じだと僕は思っております。
だから、介護職員もおおいに看護の知識、医療的知識を学んだらいいと思います。
看護は治療、介護は予防、というならば、やっぱりその根拠として必要になるものとして、医療的知識は大事です。
どちらが上か、ということではないのですが、現場の職員にとって、看護師が頼れる存在であれば、現場は安心して働けるのです。
介護職員がバタバタと動いているのに、看護職員が優雅にお茶を飲んでいるところもあります。
介護業務を全部手伝う、ということを求めているのではなく、看護師が看護師だと、言うならば、その証拠を見せろ、ということです。
看護師の方が上だ、と言って何もしないのではなく、その証拠を見せろ、ということです。
介護職員を勇気付けて、アドバイスして、何かあったら任せなさいと、看護師が後方支援してくれたら、現場はもっと良いものになります。
看護師がもっとウェルカムに、フレンドリーになるだけで、その介護施設は良くなるのです。
たまに、せっかく看護や他職種が歩み寄ってるのに、拒否する介護現場もありますけどね。
医務室でお茶を飲んでる暇があったら九州の素晴らしい看護師さんたちから学んだらいいわ。
うっしっし
知野吉和