医療者向けセミナー
2018年3月3日
おっかなびっくり介助は気持ちの問題
介護技術が苦手な職員は、人に対する不信感がある人もいるんですよ、という話です。

特にユニットケアになってから、介護技術(おむつ交換、移乗など)が上達しない人が増えたように思えます。
見て覚えろ、やって覚えろ、のような、自己努力に任せた育成しかできない施設の問題もありますが、それを差し引いたとしても、(要するに)介護技術が下手な人がいます。

実際の技術を観察していてわかるのは、ボディメカニクスで言うところの、『身体を近づける』ことができていないのです。
触れ合うことに苦手意識があるんです。
心理学的にはいろいろと原因がありそうですが、要するに、『人が苦手』なんです。

繰り返しの介護技術で上達しない人は、そのような心理的な課題があるかもしれません。
本人も気づいていないなら、気づいてもらう必要があります。
動作の問題ではなく、気持ちの問題が大きいということを。
『自覚』をしてもらうことが第一歩です。
立ち話ではなく、個室で、真剣に、フィードバックして、一緒に考えることから始めてください。

相手の弱みに突っ込んでいくのはどうか?という質問をもらうことがありますが、突っ込む必要があるのです。
なぜなら『仕事』ですから!!!

現場を守るリーダーとしての責任があるならなおさら。
突っ込めない、おっかなびっくりなあなたにも心理的な課題があるかもね。
うっしっし

知野吉和

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