2019年8月17日
チャンスだらけの介護業界
僕が19歳でこの業界を選んだ理由はコレです。
人の上に立とうとする人がいない、狙えば上に行ける世界だと思ったからです。
約30年前にそれを確信してこの業界に入ったわけですが、いまだに、同じ状況です。
むしろ今の方がよりハードルが低くなったように感じます。
確かに、資格は必要でありますが、どんどん人が辞め、半年持てばベテランと言われ、1年経つ頃には、勤務表が上の方に上がり、2年目でリーダーになるケースもよく聞きます。
リーダーと言ってもほとんど現場と変わらずシフトに入ることがほとんどですが、とにかく上に行こうと思ったら、ほかの業界よりは優しいはずです。
介護業界は給料が少ない、と言われてますが、それは現場です。
気に入らなかったら上にいけばいいのです。
それでも足りなかったらもっと上に行けばいいのです。
いや、それでも私は現場が好きなんです、というならば、給料の良い法人に移ることをお勧めします。
どの業界でもそうですが、その仕事を何年もやったからと言って、リーダーシップやマネージメント能力が高まるわけではありません。
だからと言って、他業種からマネージメントクラスを引き抜くのも問題があります。
まだ専門職としては確立していない介護職を除いて(笑)専門職種が集まる業界は、せめて現場の苦労を理解しておく必要があります。
大きい病院のマネージメントがうまくいかない理由もここです。
現場を知らないエリートが人事をやるからおかしくなるのです。
それは介護業界も同じです。
誰もリーダーシップを教えない、マネージメントも教えない、介護の理論もたいして教えてくれない業界です。
これはある意味大きなチャンスです。
誰も勉強しないんだから、こっそり学べば、必要とされる人材になれるのです。
いやいや、ウチの法人はしっかりやってますよ、とか、そういう反論はいりません。
日本全体がそんな感じですから。(学ばない感じ)
自己流でもうまくいく人もいますが、せっかく今までの先人が築いてきたセオリーがあるんだから、セミナーでもなんでもいいので、学んだらいいのです。
経験の中で気づくこともありますが、しっかりマネージメントを学んでおくほうが、より法人の成長につながるのです。それが近道です。
組織論、マネージメントを学んでないくせにリーダーぶっていばってんじゃねーよ、という話でした。
うっしっし
知野吉和